私と木版画

私と木版画1

江戸時代浮世絵を始め印刷は木版画でした。明治時代に入り機械印刷に主役の座は変わってしまいましたが木版画技術の彫り、摺りは
全て手仕事に依るものです。その奥深い木版画の世界に曳かれ20年以上経ちました。

彫刻刀

小学校で習った木版画と同じ彫刻刀、ばれん、刷毛、絵の具、紙があれば木版画は出来ます。来年の年賀状で作りたいと思っている人の
参考になれば幸いです。

<浮世絵が木版画?信じられなかった私>
蒲原2

知人と行った美術館で初めて浮世絵を見た時、木版画で出来ているとは信じられませんでした。結婚してから年賀状はプ リントゴッコが
大流行の時代でしたがなぜか木版画で一度にたくさん作ろうと思い立ったのが木版画への入り口でした。以外に好評で気をよくした私は
本を読んで勉強していくうちに、浮世絵が木版画だという事を認めざるを得ませんでした。

<初めての版木との出会い>

名古屋の画廊ギャラリーで浮世絵の版木を見る機会がありました。カルチャーショックで家族と一緒に行ったのですが、 私1人で2時間
ず〜っと見ていました。嫁さんと子供可哀そう!!ゴメンね。この出会いがなかったら年賀状で終っていたと思います。

版木との出会い

そして私は思ったのです。「私も彫ってみたい」・・・・・と。

勉強

なぜかそんな時はテレビ特集で木版画の放送が沢山あったり木版画の本に出会ったりでラッキーでした。

摺り実演

デパートの浮世絵摺り実演があり最前列で拝見させていただきました。お話をさせていただき私が使っていたボール紙の芯で自作したバレンを見て
「竹皮で縒りバレンを作りなさい」とアドバイスを受け、その場で持参しておられた竹皮で包んで下さいました。その手際の良い仕事はかっこ良くステキでし た。今も私の宝物です。その後いろいろ御指導いただき本当に感謝しております。ありがとうございました。

これが私の木版画との出会いです。自画像


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